ご存じですか? ドイツの名車にはインロック (キー閉込み・内鍵閉錠)してしまうと ピッキング解錠でしかドアが開けられない構造になっている事を。
何故、そんな構造になっているのでしょうか
ドイツ車(BMW、フォルクスワーゲン、アウディetc)でインロックをしてしまうと、国産車のように針金やエアバッグ等の単純なツールで内側からドアハンドルを引いても、集中ロック解除しても開かないことが一般的です。
これには、欧州特有の防犯思想にもとづく ❝デッドロック(二重ロック )機構 ❞ という明確な理由があります。
1. デッドロック(二重ロック)機構の採用
ドイツ車の多くには、施錠時にドアのラッチ(開閉機構)を物理的に切り離す、あるいは固定するデッドロック機能が備わっています。
- 構造: 通常のロックに加え、車内からの操作(ドアノブを引く、ロックピンを上げる)を一切受け付けない状態にします。
- 目的: 窓ガラスを割られても、外から手を突っ込んで内側のドアハンドルを回して解錠されるのを防ぐためです。
2. 盗難に対する設計思想の違い
日本と欧州では、車両盗難の「手口」に対する考え方が異なります。
- 日本: 誤って鍵を閉じ込めた際の「利便性(ロードサービスでの開けやすさ)」がある程度考慮されています。
- 欧州: 「窓を割って侵入する」「ドアの隙間から針金を入れる」といった強引な盗難手法が一般的なため、**「たとえオーナーであっても、正規の鍵(電波)以外では絶対に開けさせない」**というセキュリティ優先の設計がなされています。
3. 電気信号による制御
近年のドイツ車は、ドアの開閉が完全にコンピューター(CANバスなどの通信システム)で制御されています。
- 物理的な連結の遮断: ドアハンドルとロック機構がワイヤーやロッドで直接つながっておらず、電気的なスイッチとして機能している場合、電源がオフ(またはセキュリティ作動中)の状態では、内側のレバーを何度引いても空回りするように設計されています。
- ピッキング以外に方法がない理由: 物理的にリンクを動かすことができないため、鍵穴(シリンダー)を回して「正規の解錠信号」をシステムに送るか、専用の診断機を使ってシステムにアクセスするしか手がありません。
注意点と対策
最近のモデルでは、車内にキーがあることをセンサーが検知してインロックを防ぐ機能(スマートキー)が向上していますが、以下の状況では依然としてインロックが発生します。
- 電池の消耗: キーの電池が弱く、車内にあることを検知できなかった場合。
- 電波干渉: スマホなどと一緒に置いていて電波が遮断された場合。
- 後部座席や荷室: センサーの死角に置いたままトランクを閉めてしまった場合。
*キーレスシステムはエンジン停止中に車内に放置すると、エンジン始動可の状態を維持する為に微弱ながらキーレスバッテリーが放電する為、エンジン停止後は必ず社外に持ち出す事を心掛けましょう。
ドイツ車の場合、ロードサービスを呼んでも「鍵穴からのピッキング」という高度な技術が必要になるため、作業時間が長くかかったり、費用が高額になったりする傾向があります。予備のキーの保管場所には十分注意が必要です。
いわき市内または近郊で、もし デッドロックしてしまった場合、有料ですが解錠、承ります。 車種によりますが解錠実績があります。
18年間、自動車保険のロードサービス隊員で積んだ経験・実績技術での対応です
コメントを残す